障害者で過ごす
障害者とは、何らかの原因によって長期にわたり日常生活又は社会生活に相当な制限を受けざるを得ない人のことである。
冷蔵庫、ク上フーの冷媒、スプレー、半導体の洗浄など多方面で利用されてきました。
フロンガスには多くの種類がありますが、代表的なものはCFC一12とCFC‘‥Hです。
大気中の濃度はそれぞれ三九三ppt、二二六pptです。
一pptというのは、大気一兆分子のうち一分子含まれていることを意味しますから、フロンガスはほんの微量しか大気中に含まれていないわけです。
しかし、フロンガスの温暖化効果は、二酸化炭素の数十倍から一万倍で、しかも大気中の寿命が一〇〇年をこえるといわれています。
その上に、フロンガスは、オゾン層を破壊するという危険な性質をもっていることがわかってきました。
もともと地球上で生物が生きてゆくことができるのは、オゾン層が、太陽からの紫外線をほぼ完全に吸収して、地表に到達しないようにしているからです。
フロンガスによるオゾン層の破壊はすでに現実のものとなっていて、アメリカなどでは白色人種の間で、紫外線の放射能による皮膚ガンの発生率が高くなってきています。
最近の研究では、オゾン層1%減少すると、毎年五万人の患者が発生すると推定されています。
そこで、一九八七年、カナダのモントリオールで国際会議が開かれて、フロンガスの製造、使用を二十世紀のおわりまでに全面的に禁止するという決議が採択されました。
最近、フロンガスの代替物質が開発されて、廃止時期をはやめようとする動きが現実のものとなってきました。
しかし、これまでに大気中に放出されたフロンガスは、今後一〇〇年間にわたって大気中に残存するわけですから、オゾン層に対する危険は、いぜんとして深刻です。
括弧内の数字は、その影響が一〇〇年間続いたときのそれぞれのガスの温室効果全体に対する割合を示したものです。
地球温暖化を考えるさい、大気中の二酸化炭素が重要な役割をはたすことをみてきました。
二酸化炭素は、動植物の呼吸、有機物の燃焼などによって大気中に放出されます。
と同時に、大気の二酸化炭素は、植物の光合成によって、酸素と炭水化物-有機物にその姿を変えてゆきます。
ここで、二酸化炭素や炭水化物の成分である炭素がどのようにして、地球上を循環しているかについて、お話したいと思います。
地球上には、三つの大きな炭素の貯蔵庫があります。
大気圏、海洋圏、陸上生物圏です。
炭素は、二酸化炭素、炭酸塩、有機物などのかたちで、この三つの貯蔵庫に貯えられ、その間を循環しています。
大気圏には炭素が二酸化炭素のかたちで、七五〇〇億トン(三五〇ppm)含まれています。
前にお話しましたように、産業革命以前十八世紀のなか頃までは、大気中の二酸化炭素は六〇〇〇億トン(二八〇ppm)だったと推計されていますから、この二〇〇年ほどの間に二五%もふえたことになります。
それは大部分、化石燃料の燃焼と熱帯雨林の伐採とによるものであることはすでにお話したとおりです。
海洋圏というのは、海面から七五メートル程度までの深さの海洋を指します。
より正確には、海洋表層圏といって、約一兆トンの炭素が、二酸化炭素、重炭酸イオン、炭酸イオンのかたちで溶けています。
海洋表層圏よりも深い海洋中・深層圏には、膨大な量に上る炭素が貯蔵されています。
その量は三八兆トンと推計されています。
世界の海洋をならすとその平均の深さは三八〇〇メートルに達しますが、全体で四〇兆トン近い炭素が貯蔵されることになります。
じつに大気圏の五〇倍に当たります。
しかし海洋には、七五メートルから一〇〇メートルほどの深さのところに温度躍層とよばれる分離帯があって、温度が急に下がります。
この分離帯によって、海洋表層部ともっと深いところがはっきり分かれています。
海洋表層部と大気圏の間では、炭素の循環が、数十年から百年ぐらいの時間でおこなわれていますが、海の深いところとの間の炭素の循環は、何百年から何千年もかかります。
海洋のなかに含まれている炭素に加えて、海底の沈澱物や石灰石(炭酸カルシウム)に含まれている炭素は膨大な量に上り、かつて大気中に存在していた二酸化炭素の大部分が、さまざまな炭素化合物として固定され、貯蔵されていることになります。
陸上生物圏は、陸上に生存する生物すべてを含んでいます。
炭素の大部分は、森林を構成する植物のなかに有機物として含まれていますが、動植物が枯れたり、死んだりして、腐食して土壌のなかの有機物となっている炭素も含まれます。
陸上生物圏には約五五〇〇億トンの炭素が貯えられていると推計されています。
しかし、土壌のなかや岩屑には、動植物の枯死体などの有機物のかたちで、膨大な炭素が貯蔵されています。
その炭素の量は、一兆五〇〇〇億トンに上るとみられています。
もっと地中の深くには、何千万年前から数億年前に、地上に生存していた動植物が化石燃料として貯えられています。
化石燃料は、太陽からの光エネルギーが、光合成作用を通じて、有機物のかたちに固定されて、地中に安定的に貯蔵されているものです。
化石燃料を燃焼するということは、これらの有機物を酸化して、二酸化炭素と水に変えて、大気中に放出することを意味します。
化石燃料のなかに貯えられている炭素は何兆トンという膨大な量に上ります。
これまで、三つの貯蔵庫に貯えられている炭素の量についての推計にふれました。
いずれも大ざっぱなものですが、地球上の炭素循環のメカニズムを理解するために有用ではないかと思われます。
この、三つの貯蔵庫の聞で、年々大量の炭素が交換されています。
大気圏と海洋圏の間では、年間に約九〇〇億トンの炭素が交換されています。
海のなかには多数の海藻、植物プランクトンなどの植物が生きています。
これらの海中植物が、光合成作用を通じて、大気中の二酸化炭素を吸収します。
海水自体にも二酸化炭素が溶けていますが、温度が高くなると、海中に溶け込む二酸化炭素の量は小さくなります。
海中に生息している海藻類や植物プランクトンはさかんに、海水に溶け込んでいる二酸化炭素を吸収して、光合成をおこない、酸素と炭水化物をつくりだします。
炭水化物はサンゴなどに含まれているカルシウムと結合して、炭酸カルシウムとなり、石灰岩として海底に沈殿するわけです。
大気中の二酸化炭素が海中に吸収される過程は、緯度の高さによって異なります。
中緯度の海域では、海水の温度が低く、海中の植物プランクトンの光合成が活発におこなわれ、大気中の二酸化炭素が大量に海洋に吸収されます。
他方、赤道近くでは、海水の温度が高く、海洋中層から海水が湧き上がるため、二酸化炭素が、海洋から大気中に放出されます。
しかし、全体としてみたときには、大気圏と海洋圏との間の二酸化炭素の交換はほぼバランスしているとみられています。
陸上生物圏と大気圏の間でも、炭素の交換がおこなわれています。
陸上植物の炭素同化作用によって、大気中の二酸化炭素が吸収されます。
その量は年間約一〇〇〇億トンに上ると推計されています。
一方、動植物の呼吸作用、その腐食、土のなかの有機物の分解などによって、ほぼ同じ量の二酸化炭素が大気中に放出されていると推計されています。
炭素循環のメカニズムを考えるとき、森林、とくに熱帯雨林が大きな役割をはたしています。
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